MR(Medical Representative/メディカル・リプレゼンタティブ:医薬情報担当者)
MRは、過去には「プロパー」と呼ばれ販売中心のセールスマンとしての活動がほとんどでした。その理由として、自社製品の価格に関わっていたことが原因で、売上を増やすために、実際に病院等の医療機関に医療品を納入する卸業者にリベートを保障していました。
そうした状況に、90年には日本製薬工業協会(製薬協)を中心とする業界団体は、MR教育研修制度をスタートさせました。1991年4月以降、独占禁止法の運用強化により、医薬品メーカーが納入価格には一切関与せず、卸業者に任せるようになり、MR本来の仕事である医師や薬剤師に製品の効能・効果をはじめとする医薬品情報や安全性に関わる情報などの提供、収集、伝達を伝え、医薬品の適正使用の推進を行うようになりました。また医薬情報担当者の呼称も「MR」に変更されました。
1997年にはMRを認定制度とすることが決定し、財団法人医薬情報担当者教育センターが設立され、同年よりMR認定試験が実施されました。2005年までの計12回の受験者総数(再受験者含む)は100,803人で合格者総数は82,041人(合格率81.4%)となっています。
財団法人医薬情報担当者教育センターによる「MR」の定義は、第2条において、企業を代表し、医療用医薬品の適正な使用と普及を目的として、医療関係者に面接の上、医薬品の品質・有効性・安全性などに関する情報の提供・収集・伝達を主な業務として行う者をいう、となっています。また第2条3項において、「医療用医薬品」とは、薬事法第2条第1項に規定する医薬品であって、医師や歯科医師の処方せんの交付によって使用される医薬品をいう(体外診断用医薬品は除く)、となっています。「MRの資質」については、第4条でMRは、MRとして必要な倫理観、知識及び技能を備えなければならないとされています。
[MRの仕事内容]
医療機関に対し医薬品の効能・効果・副作用情報等の適正使用情報を提供・収集・伝達を主な仕事とする。他社製品の動向調査。副作用情報の収集と対応等。
[MRに求められる資格や職能等]
MR認定試験合格者。MR経験者。営業経験者。自動車普通免許。
※MR未経験者には、導入研修としての医薬基礎研修と製品研修を入社後、約2〜3ヶ月間実施後、赴任先での先輩MRとのOJTを1〜2ヶ月行います。またその後は、継続教育、MR認定資格対策トレーニングも実施されます。