製薬業界の転職事情
製薬業界のなかでも中規模な内外資製薬メーカーは、自社の得意分野に集中し、ガン・中枢系等の疾患領域に特化し、それらの分野における専門のMRを編成しています。そのため、他の製薬企業にくらべると特化した領域強化のための求人を積極的に展開しています。
医療業界全体をつつむ医療費抑制の観点から、後発医薬品またはOTCに力を入れている内・外資製薬メーカーの台頭により、新たな求人が増加傾向にあります。
また製薬業界の内外のバイオベンチャーでは、生物学的製剤を中心に臨床開発への投資を行っているため、「即戦力の人材」を求める求人が増加しています。
製薬業界では、海外で発売されている新薬に関して、積極的に国内で開発を推進する動きもあります。そのため希少医薬品(オーハンドラッグ)等それらの国内開発を専門とする製薬メーカーが台頭しています。それらの製薬メーカーでは開発の求人が増加しています。
内資の大手製薬メーカーでは、海外での新薬開発を推薦しています。そのためこれらの製薬メーカーでは海外の文化、英語によるコミュニケーション力のある人材を積極的に求人しています。
また新GCPに伴い、臨床開発の一人当たりの施設数が以前と比較して大幅に減少しています。以前は20〜30施設を担当することが一般的でしたが、現在4〜5施設のみとなっています。それに伴って開発、CRA(モニター)を積極的に採用しています。
副作用等による安全性に、各製薬メーカーも積極的に取り組んでいます。安全性、市販後のPMSに人材を増員しているため、多数の求人があります。
製薬メーカーにおける開発分野の一部アウトソーシングの観点から、CRO等では需要が増大しています。CRAの経験者が不足しているため、未経験のCRAも積極的に採用し、教育・育成を行っています。未経験のCRAについては教育を前提に求人しているのも特徴です。
未経験者の製薬メーカーへの転職は一般的には30歳までが目安
製薬の開発のCRA(モニター)またはMRを希望する未経験者は、まずはアウトソーシング業界でのモニター教育・MR教育を受けて経験を積み、その上で製薬メーカーへの転職というステップを考えるとよいでしょう。