医療機器業界の現状
医療機器業界の市場規模は、医療機関で診断・治療に用いられる用具・器具・機器・装置のほか医療機関以外でも用いられるような予防・診断・治療の為の用具・機器を含めると約2兆円の規模を持っています。今後、医療機器に対しての需要はさらに拡大し、市場規模はますます大きくなると予想されます。外資系企業が数多く日本に進出していますが、最近の傾向として企業のM&Aが盛んに行なわれています。
医療機器業界の代表的な分野
心臓分野:大きく分けると2分類されます。インプラント製品(ペースメーカーなど)と治療用具(低侵襲治療用具のカテーテル、ステントなど)です。心臓関連の疾病は今後10%以上増加することが予想されており、マーケットが拡大されていきます。
消化器関連分野:この分野は非常に幅が広く内視鏡関連製品、カテーテル、縫合糸などの製品があります。特に内視鏡関連は最先端技術開発が著しく今後に注目されている分野です。
脳外科関連:マイクロカテーテル、コイルなどの製品があります。この分野での疾患に対する機器、用具の使用率はまだ日本では低く、今後の手技に対しての啓蒙活動がポイントになってきます。
大型機器:現在、ほとんどの病院に必ず導入されています。一台数千万円から数億円の高額機器にも関わらずマーケットは拡大しています。X線診断装置、MRI、CTなどが代表的な製品です。製品開発に各社とも力を入れており、精度、質の高い画質が提供できるようになってきています。
整形外科関連:人工関節、人工股関節、骨折治療材料、脊椎固定材料、最近では脳外科関連の骨接合材料、バイオ関連の人工骨補填剤など幅広い製品群があります。患者数は年々増加傾向にあり市場規模は拡大すると予測されています。
眼科関連:手術用医療機器、視力矯正機器、コンタクトレンズ関連製品などがあります。特に今後の高齢化社会では白内障患者の増加が予測されており、製品の需要は高まってきています。
その他:レーザー機器系、泌尿器関連機器など多くの分野がありますが、最先端の医療技術が開発されており、今後ますます需要は深まってきます。